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いつも笑顔のpecomaです。
「人生楽ありゃ楽あるさ」がもっとーです。
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ブログ引っ越しのお知らせ
いつも「pecomaの日記」をご覧いただきありがとうございます!
このたび新ブログ「pecomaの唄」を開設しました。

今後は「pecomaの唄」のみを更新しますので、どうぞそちらをご覧ください。


何かを為すには熱い心と冷静な頭が必要
何かに対して情熱的に取り組み結果を残したいなら、熱い心だけではなくて、冷静な思考力が必須。

今日まで災害医療の訓練だった。
自衛隊が災害医療の最先端を行くべきだと思うけど、現実的にはDMATなど民間の組織の方が進んでいる。

その事に対して危機感を抱いている自衛官も多い。
そして、何とか自衛隊衛生を改善したいと考える。

そこで一部の人は、情熱的に教育活動や啓蒙活動を行い、今の状態で満足している偉い人たちに反抗し、「このままでは駄目なんだ!」と訴えようとする。
だけど熱ければ熱いほど、周囲から孤立し、冷ややかな目で見られる。
そして、自分はこんなに頑張っているのにどうして認めてくれないのかと悩むことになる。

しかし一部の人は、もっと冷静だ。
偉い人は10年後には消える。それまでに根回しをし、実力をつけて、ジワジワと自分の考え方を浸透させていく。
周囲の人の話もよく聞き、頼り頼られる関係を築いていく。

打ち上げの飲み会でのこと。
情熱的な若い医者が、如何に現状が酷いかを熱弁していた。
僕は少し離れた位置で馬鹿話に華を咲かせていた。

基本的に、下から上は見えないと考えている。
若い医者は、医師としての経験も人生経験も不足している。どんなに世の中が間違っていると感じても、見えていない部分が多すぎて、客観的な判断は下せない。
だから、若いうちは個人を高め、徹底的に下地作りを行うべきだろう。

熱い心だけでは世の中を変えることはできない。
冷静な頭でよく考えないと。

今回の訓練で一番学んだことが、それです。

WCMで学んだこと
週末はウィンター・クライマーズ・ミーティング(WCM)でした。

土曜日の朝0300に沢渡集合。
仕事終わってから徹夜で運転でギリギリ。 
あちこちで挨拶とか準備とかしていて、すでに、冬の沢渡とは思えない熱気があります。
僕も偉大なクライマーたちと挨拶し、すでにテンション鰻。
運転の眠たさなんてぶっ飛ぶ。

釜トンネル上までは車で送ってもらい、アプローチ。
ベースとなる登山研究所で登攀準備。
この日はユースケさんと、僕と同じく初参加のKさんとザイルを組む。
狙いは、明神西壁「大洞穴左ルート」。

1ピッチ目、ユースケさん。
うひょー快適!なんて言いながら駆け登る。
核心部前ではしっかりレストし、固め取りしてさくっと抜ける。美しい!Kさんは核心でフォール、僕はどうにかノーテンで抜けた。

2ピッチ目、ユースケさん。
部分的に難しいけど、フォローなら快適。

3ピッチ目、ユースケさん。
リードするかと聞かれたけど、目の前に広がるのは垂直のフェースと、まばらにちらばる草付。こんなのリードできるはずなく、ユースケさんに行ってもらう。
しかし、以外にも簡単。草付ってめっちゃ安心感ある!

4ピッチ目、僕。
灌木豊富な凹角を登る。易しいけど、カンテに飛び出る所が少し緊張感があって楽しかった!明神での初リード。

5ピッチ目、Kさん。
簡単な灌木の雪壁で終了点へ。

下降は尾根を2263峰まで登り、S字ルンゼを下降。
23時前にベース着。
ビール飲んで飯食って自己紹介して寝た。

日曜日はクロヒゲさんと、ベテランMさんとザイルを組む。
目指すは明神南壁「おばけルート」。

1ピッチ目、僕。
さっそくリードさせてもらう。出だしは傾斜の緩いベルグラ。
リードの緊張感から、岩を叩きまくる。まさに火花の散るクライミング。
ベルグラからちょっとしたツララを乗り越える部分が核心。草付に力任せにアックスを打ち込んでもがきながら登る。足は氷に求めるが、むなしく岩をガリガリするだけ。
あー楽しい!

2ピッチ目、Mさん。
簡単な雪壁。
そこからバンドを歩いて核心の岩壁へ。

3ピッチ目、クロヒゲさん。
出だしがハング。こんなもん登れるのかよ。
クロヒゲさんは普通にオンサイト。おいおい、凄すぎます。
フォローしてみると、ガバガバで快適!明神らしくない岩登りを楽しめました。
けど、核心はその先。ベルグラともろいツララが5メートルほど。
プロテクションもとれないけらランナウト。
フォローでも痺れた。

4ピッチ目、クロヒゲさん。
おばけと言われる氷柱を目指してトラバース。
しかし状態悪く敗退。
懸垂で取り付きへ。

時間があるので、僕のリクエストで中央ガリーを行けるところまで。

1ピッチ目、僕。
凹角につまったアイス。所々傾斜があって緊張する。
側壁の岩でプロテクションとれるかと思ったけど凍っていて無理。スクリューは4本しか無くてすぐに弾切れ。
ランナウトしながらロープを伸ばし、ツララにタイオフ。
這々の体で灌木に辿り着きアンカーとする。

2ピッチ目、Mさん。
フォローなら簡単な凹角。

3ピッチ目を見上げると、傾斜のあるコーナークラックが。
途中、小川山の「最高ルーフ」のようにハング下のトラバースがある。
面白そう!
けど、今から僕がリードしたら途中で暗くなるのは明らかなので下降することに。
このルートならプロテクションも取れるし、僕達でもトライできそうだ。是非、登りに来たい。

その日の夜は、谷口ケイさんとチッペのパーティーが下山できずにビバーク。
かなり辛いビバークが予想されたけど、僕はそれ程心配しなかった。

チッペの強さは僕が一番知ってるから。

明け方から、ミィーティング参加者全員で救助活動。
こんな豪華な救助チームって普通じゃない。

本当の核心は帰りの運転。
チッペとツルベで10ピッチぐらい。
しかし、チッペは15分ぐらいしかもたない。
どうにか出勤できる時間に帰宅しました。

こんな感じで非常に充実した3日間でした。
学んだこともめちゃめちゃ多かった。

そんな中でも特に感じたのは「基本に忠実」ってこと。
雑誌の中ではカッコイイ登攀とか、壮絶なビバーク体験とかが目立つけど、実は本当の強さはそんな所ではない。
例えばクロヒゲさんは、「山に登る前の準備が大切」と言っていた。雑誌の記録は登山のほんの一部だけだというような事を語ってくれた。

また、一流のクライマーは歩くのもうまかった。下りのフラットフッティングとか。

あと、山をよく見ていた。僕が目の前の壁に集中している間に彼らはずっと多くの情報を得ていたのだ。

常に起こり得るリスクについて考えを巡らしていた。

そういう基本的な事が出来ているから、クライミング能力を山で発揮できる。
いくらジムでボリダリングを頑張っても山でその能力は全く活かすことが出来ない。

ユースケさんやクロヒゲさんのようなスーパークライマーも僕と同じように、怖いし、寒いし、辛い。
それを技術と経験で軽減する。
それがアルパインクライミングなんだろうな。

スーパーアルパインクライマーたちは、皆、穏やかで優しかった。
僕も本当の意味で強くなりたい。
真夜中、当然のようにS字ルンゼを駆け登れるクライマーになりたい。

国際山岳認定医八ヶ岳クラスタ
国際山岳認定医になるには7回ぐらいの泊まりがけの講習に参加する必要があり、毎回、実技とかレポートとかで合否判定される。
ストレートでの合格率は1割程度だと思われる。
おそらく、どんな認定医よりも取得が難しい資格だろう。

先日、八ヶ岳での講習があり、無事に全ての講習が終わった。
あとは事後課題を送信したら、合否判定を待つだけだ。

初日は美濃戸口に0600集合。
赤岳鉱泉まで二時間半以内に登れなければ失格という、わくわくする感じでスタートです。僕は先行するスタッフにも追いついてしまったので、正確なタイムはわかりませんでした。

その後は鉱泉での座学。凍傷とか低体温とか雪崩とか。
午後は鉱泉のまわりで実習。ビーコン探しゲームとか、患者遭遇シナリオとか搬送とか。

そして夜は、ずっーと楽しみにしていた鉱泉ステーキだぁ!
そして飲めや歌えやの大宴会!って事はないけど、けっこう酔っ払うまで飲みました。

二日目は3人パーティーで登山活動を行い、それをガイドが評価するっていうゲーム。大切なのはチームワーク。
本当は阿弥陀北稜の予定だったけど、ガイドの判断で地蔵尾根になってしまいました。つまんねーの。
けど、全力でやるしかありません。
前日のミーティングで話し合った通り、リーダーを中心に装備点検やリスクの把握、雪質チェックなどを行い、歩きます。3人で声を掛け合いながらガイドに一生懸命アピールする感覚が気持ちよい。
途中、ガイドの指示でFIXロープを張ったりしながら登る。
角谷ガイドの怒声が飛んだりして、わくわくさんだね!
地蔵の頭からは素晴らしい展望。気分爽快!
下山もガイドの指示で懸垂とかしながら下山。
キャンディーでアイスとかアバラコフとかやって終了。
そして飯!うめえ!酒!うめえ!鉱泉最高!

三日目はジョウゴ沢。
これまたパーティーでの活動を評価される形式。
天気は悪く、ホワイトアウト気味。
F2ではリード。角谷ガイドに「一応2本ぐらいとってな〜ぐふふふ〜。」って言われてほのぼのとしました。角谷ガイド大好きです!
F2上のゴルジュ状まで歩いて終了。懸垂を交えながら下山。解散。
解散後、僕たちはキャンディーのドライで遊びました。

さて、こんな感じで楽しい八ヶ岳クラスタでした。

車に戻ると「クライミング関係の本で体のケアとかについての監修をしてほしい」とか「山岳ファーストエイドのインストラクターをしてほしい」などのメールが。

いよいよ、山岳医として社会に出る日が近付いていることを実感しました。

医師、自衛隊員、クライマー。

この3つの立場を活かしたでっかい仕事をしたいなあ。
おらっちガンバ!




冬壁を登るという事
冬壁は難しい。
ということが、なんとなくわかってきた。

週末は足尾松木沢。
WCM参加予定の山形の和田さんと。

本当は大凹角ルートを狙っていたが、冬型がきまり、足尾でも冷たい風が吹き荒れる。
このコンディションでは厳しいだろうとういうことで、チコチャンルートへ。
前半は4級ぐらいまでで楽しめる。楽しめると言っても、雪の乗った岩はアイゼンでは難しく、掃除に時間がかかる。
核心はぶっ立ちクラック。
僕がリード。
もう、弱いね、おらっち。
インナーグローブに穴をあけながら頑張ったけど、それでもテンションはりはり。厳しいなぁ。

日曜日は朝起きたら30cmの積雪なのでウメコバはやめてジャンダルムへ。
右ルートっぽい所を登ったけど、よくわからなくて適当に。
途中カムの残置とかあって、回収してやろうとおもって登ったけど難しくて無理。結局、弱点つきまくりで頂上へ。
うーん、弱い。

弱いなぁ。
弱い。

冬壁には、多くのリスクがある。
滑落とかフォールしてランニングが抜けてグラウンドどか、そういう派手な事故だけじゃなくて、時間切れでビバークとか、懸垂でロープが抜けないとか、色々なリスクがある。
足尾は本チャンんとゲレンデの境目的な感覚で、攻める冬壁を楽しめる。

あー、弱いなぁ。

ゲレンデならもっとつっこんだクライミングをしてもいいんじゃいかな。
けど、残業がいいってわけじゃいよ。
基本的に残業は避けるべきだと思う。
残業は失敗だ。失敗した結果の残業だ。

本当はさくっと登って、ゆっくりコーヒーでも飲みながらテントを畳むのがいい。

今回、一緒に登った和田さんは、とても落ち着いていていつだって慎重だった。
黒伏の冬季初登を何本もやっている彼は、僕の想像を遥かに超えるよな厳しい登攀を経験しているだろう。それでも、かなり慎重に登る。

前回、一緒に登ったティミー青木さんも、淡々と登る。カッコイイこととかは言わないし、自分の登攀を華々しく語ることもなし。

僕はそういう姿に憧れる。

「美しい登攀」

それが僕の2013年のスローガンだ。

どんな厳しい登攀でも、それを熱く語ることはせず、ただ自分の成長の糧とする。
黙々と、自分のラインを求める。そんなクライミングをしたい。

さ、WCMまであと2週間。
楽しもう!
楽しんで登ろう!
おらっちガンバ!


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