週末に「エクセレントパワー」(5.13a)の練習をした。
土曜日にシルクロード2便とロッキーロード1便。
日曜日はなんと1便も出さず。
なんというモチベーションの低さ。
シルクロード取り付きのちょこっと上に小岩がある。
そこから、マラ岩の名称の由来がわかる美しいフェースに引かれた一本のラインが見える。
これがエクセレントパワーだ。
このラインを登り、マラ岩頂上に立つ自分を想像するとワクワクドキドキする。
なのに、なぜか熱くなれない。
理由は色々あると思うが、最も大きな理由は「レッドポイントを目指して何回も登るのが馬鹿らしい」と感じたということだ。
トライを重ねるほど、岩を登っている感覚が薄れていき、遂にはただの作業に変化してしまう。
何度も何度もトライして、極限までムーブを洗練させ、クリップ態勢を安定させ、フォールに慣れる。そういう行為が無意味に感じるのだ。
何十回とトライを重ね、クリップ動作も含めて完全に自動化しているクライマーを見ると、なんだか興醒めする。
エクセレントパワーは最高に美しく、登れた時の充実感は半端無いだろう。
でも、僕が登りたいのはこのラインであって、エクセレントパワーという課題では無いんだと思う。人が打ったボルトに対して、そんなに情熱的になれないのだ。
だけど、美しいラインを登り頂上に立ちたい。その為に秋にもう一度トライする。それで登れなければ、登れるぐらい強くなってからまたトライする。
トライが作業にならないように、登る喜びを忘れないように、1便ずつ丁寧に登りたい。
