不破一色の匙投論
経済関連/表現関連/デジタル関連/個人売買・小取引き/産業遺産関連/自然保護・環境保全関連 等々 の話題を、思うままに書いていきます。

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2002年03月03日  携帯端末(モバイル機器)の話
この掲載は、NTT DoCoMoのシグマリオンという、WindowsCE機で打ち、またアップしています。
実際、外出時にはこのシグマリオンとCLIE N600C(PalmOS機)は最低限所持している状態で、まるでモバイラーの様なのですが、実際のところはこれらモバイル機器を本当の意味で使い始めたのは、そんなに昔の話ではなかったりします。
実際、携帯電話やPHSといったものは、個人が私用としてはそんなに一般的では無かった頃から使っていたりしてますが、現在のようにメールなどの機能が付いてる時期でもなく、ポケットベルで短文のメッセージやり取り+携帯・PHSでの対応が、今で言うモバイル使用環境だったかもしれません。
初めて通信手段以外の機能を持ち歩いたのは、AppleのPowerBook190csを購入した時ですから、1996年の始め頃だったと思います。
しかし、結局持って歩くだけで使うことはあまり無く、半年ほどで売却、この事から、通信・連絡手段目的以外で持ち歩く機器は不要という概念が私の中に生まれました。
このPowerBook190cs以前にも、ZaurusやNewton、DOS化したMobile GearといったPDAを所有しながらも、家で使う小型機器や、経験上での使用目的と化していた(未だ、機能的に持ち歩いて使うほどのものが無かった為でもあるのですが)事もあり、場所を選ばずデータを扱えるモバイル機器に興味を持ちながらも、必要性を感じられずにしばらくが経過して行きました。
モバイル機器を本格的に常用する様になったのは、知人(当時某パソコンショップ・モバイル機器担当)に、半ば強制的に購入させられたIBM WorkPad30J(PalmOS機)がキッカケとなりました。
元々、色々いじくるのが好きだった私は、同時に増設メモリを購入、電池を入れる前に本体のネジを外すという暴挙に出て、初期不良品だったらどうするのかと知人に言わせてしまったのも、モバイル機器に対する実用性・必要性への疑問から、あまり「使う」事を考えていなかった事が理由でしょう。
増設チェックのため、初めて電源を入れた私は、Newtonライクな直感的操作性と、シンプルで軽く持ち歩いて使う上で便利なソフトウエア、長期間(時間ではない!)持つバッテリーなど、PalmOSモバイル機にどんどんはまり、それまでの不要という考えもどこかに飛び、直ぐに常時持ち歩く様になったのです。
その後携帯電話も、Palmと赤外線で(ソフトを介して)リンクして使える、NM502iというノキア製のものに変え、Palmも7台程を購入するなど、モバイル機器を持ち、使うことが、今では普通となったのです。
Palmと双璧と言われるWindowsCEは、PocketPostPetというNTT DoCoMoの製品を(ソフト上で)カスタマイズしたのが最初で、その後CASSIOPEIA A-51・A-55、ここで使っているシグマリオンと使ってきましたが、正直、Palmと比べるとバッテリーの持ちが短く、キーボード付きの携帯端末としての意味合いでしか価値観が見出せないのが現状ですね。
ここまでで、Newton・Zaurus・DOS・Palm・Windows CEと所有し、思ったことは、他の(特に既に所有している)PCや携帯電話などとの連携シンクロ使用が、使う側の立場で考えられておらず、個別に使う事が中心となっているという印象ですね。
これが、個々の特性を売りとし、他の特性を持つ機器との連携をもっとスムーズに行えるよう考えられていたら、機種や環境変更も楽になり、ユーザー層の確保や、利用者層の増加といったビジネス面での安定・モバイル機器市場の安定化も進むと思うのですが、各メーカーがこれを軽視しているとしか思えない、製品個々しか見ていない作りには、未だに残念でなりません。
機械というのは、人の活動を手助けするために存在しているのに、人が機械に合わせる為に振り回されている実状は、機械という存在概念を失念しているメーカーの責任問題ですよ。
提供する上で都合の良い製品・商品が、使う側にとって便利で、受け入れられやすいものとは限りませんし、ビジネス的に見ても、限られた選択肢の中から選ばせている状況下で「売れている」という数字上の判断が正しいのか疑問があるのです。
実際、現状でモバイル機器として最適と思えるPalm機でさえ、かなりいじって使っているのが現状ですし。

AM 10:21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | [未設定]

2002年03月02日  Yahoo!オークション 利用料の話題
昨日、eBay日本撤退の話題を書いたばかりですが、時を同じくして、Yahoo!オークションが参加費(本人確認費)に加え、出品・落札時などにシステム利用料を徴収することを決定した。
このシステム利用料とは、出品時の「出品システム利用料」・落札時の「落札システム利用料」、入札者がいるオークションを取り消した際の「出品取消システム利用料」の3点。
まあ、ここらへんについてはYahoo!のサイトで確認してもらうとして、問題はこれらの設定が正当かどうかであろう。
先ず出品料についてだが、これは出品物全てに対してかかってくる事となる。
今日に至る個人取引や小取引の活性化は、通常、市場流通では販売枠に乗せ難かった、いわば売れるかどうか分からない物でさえ売り物にでき、また、同理由で入手が難しかった物が入手できる可能性が高まった、いわばビジネス市場とは異なる基盤市場として成立できたた事が大きい。
いわば、売れるかどうかは問題ではなく、売れるかもしれない、求めている人がいるかもしれないという、需要層への問い掛けが常に行われてきた事が、活性化の一因であったのは明らかだ。
しかし、出品するだけで(安価とは言え)金銭がかかる以上、売り手(出品者)は売れやすいものを選択し、出品していく事となる。
有料出品となれば、売れるかどうか分からない物はできるだけ避ける事となるだろう。
この思考は、一般市場と何ら変わらない「売れる物の流通」を前提とすることとなり、ネットオークション市場を支える多くの「市場に流通し難い物」を所有し、また求める者達の思考とは相反する事となる。
更には、1円や10円といった、いわば発送時の手数料程度の値で取り引きが成立し、通常破棄されるものが有効利用され、ゴミ問題などにも貢献していた部分の意味合いを奪う結果となる。
例えば10円で成立した場合(つまり、通常捨てようかと思える物だが、求める人がいるかもしれないから念のためという出品など)、主品者は10円の出品料と3円(落札額の3%)の、合計13円を支払う事となるわけなので、結果として3円の負担を負う事となる。
更には、この出品者は参加登録費も払っているため、その分の負担も負う事になる。
これらを考慮すると、出品者は「売れる物」であり、かつ「それなりの額で落札される物」を厳選し、出品する努力を強いられる事になる。
ここで一つの疑問が生じる。
確実に売れる物を扱う市場は既に存在するのに、同じ意味を持つ市場を、取引知識が少ない一般個人に解放する事に、何の意味があるのだろうか? しかも、既存の新規市場としての意味と価値を薄れさせる事となるのにである。
正直なところ、参加費・落札システム利用料・出品取消システム利用料の3点については、有料オークション環境の設定では妥当と思われるものである。
しかしそれは、有料オークション環境をきちんとしたシステムで維持され、また提供されている場合に限る。
Yahoo!では、本人確認システム(参加費)の導入以降、違法出品やガイドライン違反の出品、いたずら入札、落札後に連絡が取れないといったケースは減少したとしているが、実際のところ、確率的には変わっていないし、時には増えているのが実状である(調査数字と現実は異なるなどという事は、通常当然の話である)。
また、同導入以降、ユーザー数、出品数や取り引き数も大幅に増加したというが、実際の因果関係は不明確で、単なる結果論のこじつけとしか思えない。
その他にも幾つかの理由を挙げているが、それらも含め、その対策方法として今回の費用負担が妥当な手段とは言い切れない実体が、実際に他の方法もある事から明確なのだ。
これは、昨日の掲載にも取り上げた論点のすり替え、つまりは的外れなところに理由を見いだそうとしているている行為の結果でしか無いのですよ。
先述した様に、出品費以外は妥当とも思えるものですが、その導入以前に、あるいは同時期に行わなければならない対応を放置し、単なる利用者の負担増だけを求めようという今回の決定には、責任あるビジネスを行うという部分においては納得できませんね。
はっきり言えば、同じ利用者負担で、より良いオークションサイト(Yahoo!流に言うところの健全な取引環境)は、ビジネスという利益追求の基でも構築可能です。
そんな隙を作ったまま、ただ数字遊びの上で胸を張れるという大人げない企業が、今回例に挙げたYahoo!以外にも多くあるという現実、これを放置している、あるいは許している以上、負担を負わされ続ける人たちの立場は変わらず、不公平感も是正できないのです。
どこもかしこも、反省とか、改善とか、状況判断というものの本質を見ようとせずに何とかなる、平和な環境なんだな〜と、感じて

PM 11:09:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | [未設定]

2002年03月01日  eBayの日本撤退を考える
結局、2月も掲載再開は果たせませんでした。
今月からがんばります!

で、今日の本題。eBayが日本撤退を表明しました。
実はその数日前に参加したばかりだったんですよ。
これまで、Yahoo!の方に参加していて、評価も500を越えたので、そろそろ他にも手を広げようと思った第一段だったのですが・・・。
eBayによると、「日本の市場が変わらない限り乗り越えがたい問題がある」という理由ですが、本当でしょうか?
実際に参加してみて思ったのは、先ず使いにくい。
オークションサイトですから、できるだけ自分が求めているものを的確に、正確に見つけたいと思うのが利用者の心情ですが、Yahoo!と比べると探しにくい。
利用者がどのような分類で、自分たちが欲しいものを考えているのかを見ていない作りだと思えました。
実際のところ、Yahoo!は問題が多いんです。特に企業姿勢の面では。
ですが、利用者は比較的使いやすいから利用する。
当然この循環は、利用者の増加現象となり活性化が起こるわけですが、eBayではそれが認められませんでした。
そう、本家で成功したからそのやり方を、そのまま異なった市場を持つ日本に持ち込んだという感じです。
つまり市場参入のための努力など感じられない。
ビジネスは利益が上がるかどうかが重要であって、自分たちのやり口を誇示するものではないはず。
それでいながら撤退理由があれでは、「自分たちのやり方に乗ってこない(日本)市場など要らない」と言っているのと同じと思えます。
これは、国際市場という、それぞれ異なる文化形態を持つビジネスを行おうという企業の思想ではありません。
残念ながら、eBayの今の思想は、本国でのみ通用するものであり、枠組みを越えた(異なる思想・文化圏で)勝負をするだけの力を有していないと評価するしかないのです。
そしてこの事は、今の日本の多くのビジネスにも言えることです。
もっとも、日本のビジネスの多くは、日本一国内でさえ通用しないやり方を押し通そうという、更なる悪例が根付いている事実は無視できませんが。
先日、政府が現在のデフレ対策を打ち出しましたが、あんなものでは解決には至りませんよ、この不景気ごっこは。
抜本的改革? 定石の対策? 多くが他人任せで、誰か何とかしてくれ〜と思っているこの停滞期では、そんな「専門家的表面の取り繕い思想」など、無駄以外の何者でも無いんです。
企業の経営者層は市場に言い訳を探し、企業の労働者層は不景気という状況に言い訳を探す。
政府は国民意識に言い訳を探し、消費者層は政治に言い訳を探す。
今回のeBayの撤退理由は、市場をきちんと見据えていなかった(その市場に居る者から見ればそれくらいは分かります)のに、その市場性にビジネス失敗の理由を求めた。
同じ様に、日本も的外れなところに理由を見いだそうとしているから、状況は好転の兆しを見せもしない。
今回のeBayの撤退は、Yahoo!の企業姿勢の問題点に風穴を開け得るだけの企業が日本からまた一社手を引いたととらえると、非常に末期的状況が更に進んだとも取れ、虚しくなる、そんな話題でした。

PM 12:36:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | [未設定]

2002年02月05日  休載解除
1月はじめから、約1ヶ月間、仕事の都合で休んでおりました。
ここで掲載していた内容を見てご依頼や、ご相談をくださった方もおられましたが、いや〜、いろいろと悩みが多いようです。
事業の建て直しや、観光地(村おこし)、ストーカー、迷惑メールは、大きな問題ではあるものの、まあ、想像の範囲でしたが、相談先の弁護士のせいで被害が増えたとか、警察対応への不信感、某社による不手際で迷惑をかけられたのに責任転嫁されそうなど、トラブルを防止したり、責任を負うべき立場が、被害や実害を増やしてどうするのだろうと、首を傾げたくなるものも増えてますねえ、最近は。
これまでは、曜日毎にテーマを決めて書き綴ってましたが、『リスクコントロールマネージメント』『トラブルコンサルティング』の仕事依頼が増えている事もあり、テーマをやめて、明日より再開の予定です。

AM 08:40:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | [未設定]

2002年01月03日  個人取引・小取引での最大のネックは?
取引時のトラブルなどが大きく取り上げられ、そこにばかり目が行きがちな状況ではあるが、実際に多くの取引を行ってみると、ネックとなるのはそこでは無いことが分かる。
最大のネックは引き渡し手段である。
郵便や宅配業者などによって、一見、引き渡し手段には多くの選択肢があり、また、実際に様々なサービスが存在するため、軽視されがちではあるのだが、毎回関わる事となるには、不十分と言わざるをえないのが実際である。
個人取引・小取引の大きな利点としては、不要品の譲渡が挙げられる。
本来なら捨てることとなる物でさえ引き取り手が見つかるという事実は、当然資源の有効活用でもあり、市場に乗りにくい内容に対する需要と供給バランスを成立させる手段でもある。
しかし、物品や発送方法により送料が異なる事実は、正確なところを掴みにくい個人などでは十分に負担となり得る。
送料の確認、その後の通知、その上で入金を確認しての発送という手順を踏む必要性は、必要以上の負担を生じている事は事実である。
その上で、実際の商品代金より送料が高くなる場合も多く、感情的マイナスも大きい。
更には、仕事などで日中の発送手続きが難しい場合、それでも努力し時間を用意するか、宅配業者への依頼以外の選択肢が無くなるという実体もある。
現在の経済は流通を無視してはあり得ないという状況下で、流通インフラが固定化しつつある現状は、利用者にとっても好印象は得られ難く、それらをふまえた面をあえて無視し、ビジネスとしての可能性にしか目を向けず場を提供する企業などにも、責任が無いと言えるだろうか。
取り繕いでは問題を隠す事にしかならないという事実を、だれもが意識しておく必要性があるのかもしれない。

AM 10:21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | [未設定]

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