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ごあいさつ
明けましておめでとうございます。
今年も良き年になりますように。



おいでくださいまして本当にありがとうございます。
拙い内容で、なにやら気恥ずかしい感もありますが
これも何かの縁。
良かったら、ゆっくりしていって下さいませ。

さて。
こちらのblogですが、実は少々使いづらく
ただ今新規の記事作成を中止しております.


このblog内記事の一覧表はこちらです。


おおもとのmy homepageも合わせてどうぞよろしくお願いします。

『まるごとあいらく家』
http://www.ne.jp/asahi/kido/airaku/
竜の巣
竜とかドラゴンとか、古今東西男の子好みのテーマ。
これは分校のAくんにもいけるかもしれない、
と思って選んだ一冊。

授業の最後、数分で一章がちょうど読めるし、
話の流れもなかなかそそるので
中学年の読み聞かせには
ピッタリの本かもしれない。


遊びに来た孫達に、
昔話を話して聞かせる、おじいちゃんの思い出話。

昔、昔。
裏山でひょんなことから竜の巣に入り込んでしまったおじいちゃん。

そこには、下働きをさせるために捕らえられたカエルの兄弟や
知恵を授けてもらうために閉じ込められていた
賢いコオロギ達がいた…

自分だけが助かるんじゃなく、
みんないっしょに逃げて、自由の身になるために
おじいちゃんは、勇気と知恵を振り絞る・・・


別に、特別なハラハラドキドキ、奇想天外なオドロキが
あるわけじゃないんだけど、
なんか読後感がいい。


Aくん。
最後の2章くらいは、読み聞かせが待ちきれなくなったのか
自分で読んでしまった。

こういうのが
ちょっとうれしい♪


「竜の巣」
   富安陽子/著  小松良佳/絵
                 ポプラ社
ぼくには しっぽがあったらしい
分校でマンツーマンしてる小3のAくんは、国語嫌い。
2学期から、そんな状態を少し打破してやろうと
読書にチカラを注いでいる。

ただ「読め!」と言っても
好きじゃないものを自分から手に取るはずもない。

とりあえず、学校の本から選んではみたものの、
はっきり言ってツマンナイよね〜これじゃ…というやつばっか。

で。
週にいっぺん、私が公立の図書館に行ってAくん好みの本を
探してくるわけ。

好みがよく分からないので、さし当たって長くもなく、
気軽に読めて、喜びそうかな〜と思うやつを
適当に選んでくる。

ついでに、ちょっと長くて、自分では読めなそうな、
でも面白そうな本も、学校での読み聞かせ用に借りてくる。

   オイオイ、
   そういえば、さんたろうの読み聞かせが
   最近とんとごぶさたねぇ・・・(゚ー゚;Aアセアセ


最初のうちは、読み聞かせていると
手足がカタカタと動き出す。
あからさまに欠伸が出る。
イスがガタガタ動き始める…

無意識に全身から『つまんない光線』を発射しているAくん。

くそぉ〜
クヤシイ・・・まっとれよぉぉ。

そう思いながら、でも表情には出さず、読み続けることしばし。


ようやく最近になって、その物音が収まってきた。
読んでいる私の手を覗き込んで、挿し絵を気にするようになってきた。
物語の展開にあった表情をするようになってきた。
目を見張ったり、苦笑いしたり…


こういうときは
すご〜〜くうれしい。
「勝った!!」
って感じ?!


だんだん好みもわかってきて、選書にも力が入ってきたよ。
なんか、私とAくんの「勝負!」みたいね。


「せんせい。これ、おもしろかった!」
と言われたときは、思わず
(おっしゃ〜〜!!)ココロでガッツポーズさ。


後ろの黒板に、
『ボクのBEST3』
というコーナーを作ったんだけど、
今現在の彼のベスト3は

  1位 「ぼくにはしっぽがあったらしい」 なかがわひろたか
  2位 「かわいそうなぞう」 つちやゆきお
  3位 「天使のかいかた」 なかがわひろたか


だそうな。

Aくんのマイブームは、
なかがわひろたか。

初めて読んだけど、うん。
どれもおもしろい。


「ぼくにはしっぽがあったらしい」
      なかがわひろたか/著    理論社
風が吹くとき
有名な「スノーマン」を書いたブリッグズの作品。

何も疑うことなく、日常をあるがままに淡々と生きている、
ある”善良な”老夫婦の物語だ。


ラジオがある日、
「開戦に備えて各自核シェルターを準備せよ」とがなりたてる。

家のドアを取り外し、壁に立てかけて即席の「核シェルター」を作る老人。

やがて、ラジオが
「敵国が最終兵器を我が国に向けて発射した。」と告げる。

念のため核シェルターにもぐり込み、ノンビリと昔の戦争の
思い出話をしているその時。


核爆弾が炸裂する。
  (威力を充分に伝えて余りある、迫力の筆致)



死の灰を浴び、どこからも情報も援助も届かない中、
2人は相変わらず、何も疑わず、政府の救助を信じて
日常の暮らしを続けていくのだ。


何も変わらない。
知ろうとしないし、知る必要もないと思っているかのように。

放射能に侵され、少しずつ死へと近づいて行くのに、
夫婦の毎日は最後まで変わらない。

哀れ、というよりむしろ滑稽だ。



夫婦の姿に今の日本が重なってしまう。

自分の身には、そんな恐ろしい現実はふりかかりっこない、という根拠のない思い込み。

周りの状況を理解しようとしない。
日々の生活を持続して行くことだけに情熱を注ぐ、無気力と無関心。

よく言えば善良。
悪く言えば、ただ無知で愚鈍なだけの人々に、自分達が重なるという空しさが
ただ辛い。


これは誰のためでもない。
自分のための”読み聞かせ”


「風が吹くとき」
    レイモンド・ブリッグズ/著
    さくまゆみこ/訳       あすなろ書房
へびのせんせいとさるのかんごふさん
「さるのせんせいとへびのかんごふさん」の続編、というか姉妹編。

どうぶつむらびょういんの、有能看護婦さんが今度はお医者さんに。
お医者さんがその代わりに看護婦さんにと1日だけ《?》交代する、というお話。

前に、「さるのせんせい〜」を読んだ時、カバー裏に「姉妹編がある」というのを読んで、
「これ読みたい!」
というさんたのリクエストに答えたのだった。
さすがに人気本。
図書館では予約待ち。
借りてきた時のさんたろうのよろこびったら。

内容はともかく、私は独特の”へたうま”な荒井良二の絵が好きだな。
この絵あってこその物語だもの。

やはり、2冊読んでこその味もある。

もう一回、初めに読んだほうのを読んであげたら、また楽しいだろうな。

これは、朝NHKの子ども番組の中の読み聞かせコーナーみたいなので取り上げられ、上のお兄ちゃんたちも見ていたので、興味深々。あとでこっそり読んでいたのを母は知っている…(⌒‐⌒)にんやり


「へびのせんせいとさるのかんごふさん」
    穂高 順也/文
    荒井 良二/絵      ビリケン出版
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