座・高円寺1 14:00開演 下手側2列目
「アングラとオフ・ブロードウェイのコラボ。これが正解!」と戸田恵子がチラシに寄せたコメント通り、オフからオンに進出した作品をいわゆる「ミュージカル」とは無縁の流山児祥が演出。そもそも翻訳ミュージカル研究家としてはマストな企画な上に、ニューヨークに初めて一人で行った初日に観て、宮本亜門演出の翻訳版製作の時にはちょこっと関わったりもした印象深い作品だし、アングラとか行き慣れないししかも高円寺なんて馴染みのない街にできたばかりの劇場だし若干敷居が高かったけど行ってみました。
ニューヨークで観たときには英語がわりとできない時期だったこともあり(波があるのです)ミュージカルを揶揄してるメタシアター的な構造の部分ばかりに目が行って、亜門版で遅ればせながら戯曲の暗さ、どうしようもなさ、新しさに気付いたものの、そこではやっぱりまだNYとの演出の違いに目を奪われて、今回初めて、戯曲の暗さこそがこの作品の核であることが分かり、アングラの文脈とかいまいちわかってないながらも、戸田さんの言う通り「正解」なのかもしれないと思った。実際、名前をアレンジしてアメリカの話じゃない感じにしてたり、その延長として訳詞にも翻訳くささが全くなかったりと、タモリの嫌いな要素は少なくとも見当たらず、それが逆にオリジナルの意志を損なわない結果になっていたように思うし。とか、いろいろな思いが去来するわけですが、なにせ月〜土の激務を終えての日曜観劇なので例によって睡魔との戦いがあり、今もこうして早く寝ないと明日からが辛いという切羽詰まった状況に追い立てられながら感想を書いているので残念ながら詳しくは書き記せません。
ただ、おそらく正解なのであろう作品の中で、私が一番ワクワクしたのって実は「Run freedom run」などの希望・決意・予感的な歌だったりして、結局のところ私はこういう新しいのよりもいわゆる「ミュージカル」が好きなんだなって思って、いや違うのでもこういうのもあっていいの、いろんな製作団体がいろんな形でやるのが健康的な状態で、四季自体がいいとか悪いとかじゃなく、四季が独占してるっていうミュージカル市場がやっぱりちょっとアレなのよ、と。まあそれも、翻訳って市場なのであって、生み出す側であるブロードウェイとはやっぱり違うものなんだけど。ああNY行きてぇ… |
AM 12:52:28 |
Comment(3) |
TrackBack(0) |
[翻訳ミュージカル]
|